Vuzix AV920
毎年毎年、世の中に新しいIT機器が出てきます。受け入れられて世の中に広がってゆくもの、数年のうちに姿を消していくもの、さまざまです。 時折登場するメガネ型のITデバイスは、いつもそれなりに魅力的ですが、それをかける自分を想像すると、うーんと唸ってしまいます。


僅か数年前には電気店の一角を賑わせていた3Dテレビは、各社生産を中止、縮小しています。リビングの3D化は、市場には結果的に受け入れられませんでした。3Dテレビで見るためのコンテンツ(映画やテレビ番組など)が不足していたのが主な原因と言われていますが、見るために特殊な眼鏡をかけさせられるのも一因だったのかもしれません。

3Dテレビが衰退する一方で、3D映画は依然として市場に残っています。CGグラフィックで作られる最新の映画作品と3Dの相性が良いということもあり、3D映画の上映は継続しています。また観客も、暗い映画館の中だけならあの格好の悪い眼鏡をかけるのも良しとしているのでしょう。 やはり人に見られるかどうかというのは、重要な要素なのでしょう。



Google Glass
3Dテレビとは違いますが、近未来を想像させる Google社のメガネ型ITデバイスGoogle Glass (グーグルグラス)は苦戦していると言われています。 先進的な機能を持ちながらも、やはり特殊なメガネをかけるという条件が消費者にとってのハードルを上げていることがうかがえます。 インターネット上ではかなり話題になったもので、現在も20万円程度の価格で購入することができますが、私自身いまだに一度も見たことがありません。 きっと誰も、この眼鏡をかけたくないのです。

メガネ系ITデバイスが苦戦する歴史の上でも、かつてないほどに期待させるものがMicrosoftから発表されました。 HoloLens(ホロレンズ)というAR(拡張現実)対応メガネです。


Microsoft Hololens
下のYouTube動画でのコンセプト動画をご覧いただきたいのですが、その1:10あたりて出てくるシーン(洗面台の配水管を直すのを遠隔地から手伝うシーン)が実に分かり易くこのデバイスの価値を表しています。


http://www.microsoft.com/microsoft-hololens/en-us
Microsoft Hololens
Microsoft Hololens

このHoloLensの価値は、ネットワークで繋がった二人の視線を共有できるという点です。現場の作業者の視野がそのままPCやタブレットの画面に映り、画面に直接指示を書き込むと、そのまま現場の視界に指示が表示されるのです。 様々な現場に向き合うエクステリア・造園会社の方々にとって重要なイノベーションになるかもしれません。

現場用の安全ゴーグルとこのデバイスが組み合わさることは、とても自然に想像できます。 現場用のゴーグルなら、かっこいいも悪いも気にすることはないでしょう。 なかなか期待できる、メガネです。


※タイトル写真はVuzix社のAV920(生産終了品)のものです。 http://www.vuzix.jp/