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東京都港区の愛宕神社で楽天のEdy対応のカードリーダーが設置されました。1日限りの試みだったものの、お賽銭を電子マネーで奉納できる神社としてTwitterなどネット上でも話題となりました。以前から祈祷料などもカード払いをする人がいて神社もクレジットカードを認めているところもあると言うことです。

楽天の三木谷社長が電子マネー決済システムを神社側に進めていたところ、今年1月6日初詣のお賽銭を電子マネーで奉納できるようにカードリーダーを設置したということです。1日限定で実施されましたがテレビなどのマスメディアに注目され話題を提供することになったということです。

バチカンのローマ法王がツイッターを始めたとニュースになっていました。また最近フランシスコ教皇が「インターネットは神からの贈り物である」と発言し注目を集めました。法王は、「人間は、より『小さい』世界に暮らしており、グローバル化に伴って離れた場所からでも隣人のようにコミュニケーションをとることができる」と、テクノロジーの進歩や世界のどこへも旅行が可能になった現代では、コミュニケーションのあり方が変化していることについて触れています。

メッセージの中で、「グローバルな視点から見て、世界中に差別や貧富の差を生み出すことに、経済・政治・思想・宗教までもが加担しているのは事実です。このような世界だからこそ、インターネットを通じて、家族の団結や人間の尊い人生を保証することができ、お互いを近くに感じられるのです」と話しており、コミュニケーションの質を育て、共有することができるインターネットについて、「本当に素晴らしいものです。これは神からの贈り物です」と述べています。


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ツイッターで紹介されたローマ市内の壁に描かれたローマ法王のスーパーマン 
バチカンは以前からクレジットカードで献金を集めていました。毎年6月29日とその後の日曜日に「聖ペテロ使徒座の献金」と呼ばれるもので法王に直接捧げられる献金です。昨年は全世界から62億円集まったということです。バチカンは世界中の信徒にツイッターやホームページさらにネットラジオなどで盛んに呼びかけています。シスチナ礼拝堂やバチカン博物館などもインターネット上に公開しています。 ネット献金も当然の流れと言えます。

東京オリンピックを控え、世界中から東京を訪れる人が増える中で現金をあまり持ち歩かない外国人から賽銭や拝観料を受けるにはカード払いや電子マネーなど対応が必要になることでしょう。

これからはお賽銭や拝観料なども電子化されてくるでしょう。モスクワの地下鉄では銀行カードで切符を買えるようになったというニュースが有りました。お賽銭を電子マネーにしただけで大騒ぎをするほどのことはないと言うのが世界の常識かもしれません。