紅梅
あの3.11から2年経ちました。復興は簡単ではないでしょうが、遅すぎるというニュースを聞きます。時とともに色褪せる記憶と共に、悲しみも薄れていきます。しかし決して忘れてはいけない災害です。

津波で流された写真を拾い、持ち主に返そうという活動が報道されました。失われた家族の思い出をなんとか返してあげたいという思いは誰でも感じるところです。デジタル化が進んでいなかった旧い写真は 唯一の記録として大事なものでした。

役場が津波で流されて戸籍や住民基本台帳が流されました。当初心配されましたが、電子化が進み現場以外に保存されていたデーターがあり難を逃れました。まだ役所のデーターはクラウド化ができていません。 防災上もできるだけ早くクラウドによる情報管理をしてほしいものです。

会社や個人のパソコンも津波や地震で失われました。大事なデーターをデバイスと共に失ってしまいました。なんとか情報だけでもデーター・ストレージ・サービスに保存して置けばと、痛感した人も多かったのではないでしょうか。

デジタル化が進んで私たちのパソコンには 沢山の情報があり その保存が大変になっています。パソコンの買い替え時など、昔のデーターを MD CD DVD HD などの記憶媒体に保存してきました。しかしこれも一瞬に流されてしまうこともありえます。

スマフォやタブレットが普及すると同時に、クラウド・アプリが多くなりました。パソコン ⇔ ノートブック ⇔ タブレット ⇔ スマフォ それぞれの情報がクラウドで連動する便利さはすごいの一言です。これらの多くのデーターは海外のサーバーに保存されているようです。パスワードさえ覚えていればデバイスを失っても大丈夫です。

写真などは 撮影するたびに データー・ストレージ・サービスに送られて保存されるようになってきました。デジタルデーターの保存は試行錯誤段階でこれで大丈夫ということはないようです。利用の仕方なども勉強していきたいものです。クラウドは情報の災害対策というより 情報の活用を積極的に展開するものです。これからのビジネスにはクラウドは欠かせないものになってきました。日々の仕事を効率化するための手段が、万が一の時に役立つといことで これからもっと普及がすすむのではないでしょうか。