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今年の年賀はがきは、36億6千万枚でした。平成16年44億6千枚をピークに年々減少してきまいた。ワープロやパソコンの購入動機の一つが年賀状でした。パソコンの普及率が50%を超えたのが平成12年でした。パソコンの普及と年賀状の数が同時に増える時期が続きました。しかし平成16年をピークにメールの普及で年賀状の枚数は減少することになりました。


年賀状の発行枚数が減少したもう一つの理由は 企業や学校などで、個人情報保護法で名簿など制限されたことがありました。それにより、年賀状にも大きく影響が出て減少しました。

パソコンの普及で 綺麗な年賀状を早く出せるようになり 皆が今までより多く出すようになりました。さらに 郵便局も 「郵便年賀.jp」で 作る・送る・知るのサイトを立ち上げたり 「Facebook」「ミクシィ年賀状」「ウェブポ」等と連携し"デジタルとアナログの融合"を図り活性化を図っています。(メールの普及で年賀状の減少を阻止する対応策)また単価の高い「金箔風年賀」(当初発行枚数 680万枚)を売り出し、手描き派の応援?をして 差別化を図っています。

しかし 36億近いはがきを数日間に集中するというのは異常です。この集中が設備や人的配置など郵便事業の無駄を大きくしています。ネットが普及してお互いの連絡ができて 徐々に年賀状の数は減っていますが まだ36億枚というレベルです。

メールの方がいろんな意味で合理的です。しかし 実際にはメールでは連絡できない人がいます。 一律ではやれないということで メールと年賀状という2通りの挨拶をすることになり ムダがあります。特に団塊世代以上の人達はメールで連絡出来る人は少く どうしてもアナログになりがちです。

今の日本では アナログとデジタルの両方の方式を同時に持たなければならない時期です。 一挙にデジタルにならないところに ムダが発生しているのではないでしょうか?しかし年賀状を見ていると平成16年を契機にデジタルへ転換し始めたと云えるのではないでしょうか。10年続くと一つの物事が定着すると云われています。デジタル時代はここ数年で日本に定着するのではないでしょうか?ちなみに コダックが破綻処理に入ったというニュースがありました。デジタル化への転換が遅れたのが破綻の原因でした。
我々の仕事も デジタル化へ本格的にシフトし始めたといえるのではないでしょうか。