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日本政府は真実を隠していると世界から疑いの目で見られています。また何の連絡もなく放射能を海に流したと批判があります。
海外から来たマスコミの記者には 政府の記者会見場に入ることができません。外国の記者達は 改めて日本の情報鎖国ぶりに驚いています。そのことを日本国民は知らされていないのです。


原子力安全・保安院や東京電力の記者会見は起こった事象の結果を発表しています。しかし不都合な真実には沈黙を守っています。のらりくらりとかわしては、安全は守られているというイメージを伝えようとしています。

象徴的なのは 東京電力のホームページです。信じれれませんが同じページで、日本語と英語で内容が違っています。英語のページには静止画や動画が大量に用意・公開されています。日本語のページでは見れないデーターがあります。
情けないですが 原発事故の真実は 海外のニュースや情報でないと分からないと云われています。

新聞TVの報道だけの時代なら上手くできた世論誘導も 色々な情報が飛び交うネットの時代ではなかなか上手くいきません。 ついに総務省がネットのデマ防止ということで 言論規制を始めました。
法的根拠のないネット規制、表現の自由に対する重大な規制だとTwitterに多くの反響があがりました。100億円の寄付をした孫正義さんがそれに抗議して3日間のTwitterのさえずりを止め抗議の意思を表明しました。「先進国でネットの情報規制など考えられないし、危険すぎる」とも言っています。

政府はパニックを恐れて嘘をついているのだと 誰も思わないでしょう。嘘をついて何を守ろうとしているのでしょうか。国民の不信感は臨界に達しようとしています。

IAEAのホームページには 「全体的にみて、福島第一原子力発電所の状況は非常に深刻なままです。・・・・」とあります。東京電力が発表した工程表通りできる保証はありません。状況は何もよくなっていません。せいぜいできることは 真実を知らせることで信頼を増し 協力体制を作ることではないでしょうか。

ネットの情報の方が既存のマスコミ情報より 早く、細かく、多様で、 ごまかしても すぐに反論の情報が伝わり、ごまかしきれない時代になっています。原発事故の報道は徐々にではあれ真実に近づいていくのではないでしょうか。期待したいものです。