IntelSSD
「いまよりも動作速度を上げたいときはどうすればいいかな」そんなお問い合わせを受けることも増えました。
約半年ごとに新しい何かが出てくるPCの世界では、その時にお手ごろな価格帯のパソコンを1台買うのがバランス良く性能アップできて結果的に安くできるのですが、どこか一箇所を変えるとしたらハードディスクをオススメします。


PCの中でのデータの主な動きは以下のようになっています。
 CPU ⇔ メモリ ⇔ ハードディスク
速度はそれぞれ違います。
 CPU > メモリ >>> ハードディスク
ハードディスクは遅いのです。



ssd中
ハードディスクに代わるものとして登場したのがSSDと呼ばれるものです。PC内での接続方法も、使い方も何一つハードディスクと変わりません。

違いは記録する場所がメモリ素子になっていますので、高速、壊れにくい、省電力、省スペースが利点で、まだまだ高価、発展途上なのが欠点です。

ほとんどのものが2.5インチサイズでデスクトップにも、ノートパソコンにも入る大きさになっています。
HDD中
ハードディスクは中に円盤が入っていて、モーターで円盤を超高速回転し、レコードのようにアームと読み込みする頭があり、そこからデータを読み込んでいます。

今日現在(2011/07/11)の手ごろな値段で高性能なものを比較してみます。

HDDの例 150MB/秒 2000GB 実売 9000円 ※書き込みもほぼ同程度の速度
SSDの例 415MB/秒 128GB 実売 20000円 ※書き込みは175MB/秒
速度を比較すると実に2.7倍もSSDの方が高速です。

この速度差の一例として、Windows7の起動時間をとりあげてみますと、54秒かかっていたものが、23秒になったそうです。
CADは、たくさんの多角形情報で構成され、またテクスチャといった構成するデータたちも大量ですから、記憶場所を速くしてあげると顕著に効果が現れます。

容量と価格はハードディスクの2000GBで9000円に対して、SSDは128GBで20000円。
もうちょっと容量が欲しいなと256GBのものを見ると36000円もします。
かなり高いです・・・。

SSDはハードディスクと違って容量が増えるほど速度が速くなる傾向があります。また、同じ容量でも速度がまちまちなので、購入される際には価格.comといった一覧で検索できるサイトでの調査を強く推奨します。

また、ハードディスクでもSSDでも、購入される際はお使いのPCに接続できるものか確認してください。

SSDはまだまだ性能が良くなり、また知名度も一気に上がっていくはずです。(特に今年の年末あたり)
「欲しいな」と思ったときが買いどき、のPC事情ですから、性能を上げたくなったときにSSDをちょっと思い出していただけると幸いです。