神戸の造景空間研究所にて、景観設計やコンサルティングを手がけられる藤山 宏先生による、エクステリア・ガーデンに関するセミナー企画のご紹介です。設計の実践テクから経営者やマネージャー向きまで幅広い内容のようです。

 神戸市にて、ランドスケープ、エクステリア・ガーデンに関する設計監理から新規事業等のコンサルアシストまで手がける造景空間研究所。代表の藤山 宏先生は、これまで各種セミナーの講師や大手工事店のコンサルタント、「住宅エクステリアの100ポイント」「プロが教える住宅の植栽 」などのエクステリアガーデン関連書籍の著者としても知られる方。今回、その藤山先生が、業界関係者向けにZOOMセミナーを企画されました。O7CADのユーザー様にもとても有益な内容かと思いますので、ご紹介いたします。
「造景塾」と名付けられた、今回のセミナー企画。単なる設計現場でのプランニングテクニックのみならず、設計施工監理、さらにはエクステリアガーデンの工事店を経営するためのマネージメントや中間管理者育成のためのリーダー研修まで含めた、まさに工事店にとってのトータルソリューションが学べる機会です。

資料PDFを拝見しただけでも、「経営セミナー」、「コーチングスキルアップ研修」から、「エクステリア設計狭小地対応」「ショート設計編低木草花配植手法」と、非常に幅広い内容。これらを塾頭の藤山先生がお一人で指導されるのですから、すごいですね。現場での細々とした気配りから、企業の大局を見据える視野まで、長年培われたキャリアあってこその講座。業界関係者であれば、少なくとも何か一つは気にかかる項目が見つかるのではないでしょうか。
造景塾ハ?ンフ
4〜6月開講講座案内2021
なお現在、4〜6月の講座内容が公開されています。

講義は全てZOOMによるリモート研修。場所を選ばず受講できます。4月は空間デザインの基礎知識から接客時のトークに関するものまで含んだ講座と、社内での報連相などマネージメント技術に関する講座が予定されているようです。

また、5月の講座ではなんと「図面添削サービス」。独学で学んだ設計技術、一体どこまで通用するものなのか、自分はどのレベルにいるんだろう？などとお悩みのプランナーや、さらに上のレベルを目指したいデザイナーにお奨め。なお業界キャリア半年以上が対象のようです。
個人的な感想で恐縮ですが、講座の中では「エクステリア設計　広大な敷地対応」が非常に気になっています。私は長いこと地方都市郊外での設計業務に携わってきましたが、よく悩んだのが、外構予算と敷地の広さとのアンバランス。地方では広い敷地を持てあましてしまっているお住まいは良く見かけます。プランニングの際は個別のお客様対応でなんとかこなしていましたが、ベースとなるソリューションがあれば、今でも知りたいですね。同じ悩みをお持ちのユーザー様も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
4〜6月の講座は、既に募集も始まっているようです。マネージャーから現場スタッフまで、各講座を組み合わせての参加も良いかも知れません。問合せは、メール、またはお電話にて承っているとのこと。社を挙げてのスキルアップ検討される良い機会です。皆様のご参考になりましたら幸いです。