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10年前はほぼ同じ出荷量だった「デスクトップPC」と「ノートPC」の割合は、今は1:2、ノートPCの方が倍も多いのだそうです。その変化の一方で、伸びてきたのがタブレット。今やノートPCと同等の出荷量になっています。


下のグラフは、デスクトップPC(青)、ノートPC(濃紺)、タブレット(グレー)の出荷数の推移を表したものです。PCの出荷台数は年々下がっていますが、ノートPCよりもデスクトップPCの方がより大きな割合で下がっていることが分かります。デスクトップPCからノートPCへ乗り換える傾向が続いているのでしょう。


statistra.comより
https://www.statista.com/より
パソコンを購入しようと思ったら、デスクトップにするかノートにするか、悩ましいところです。処理能力はデスクトップですが、省スペースのノートPCは持ち運びもできて便利です。決定のための最大の要素はやはり、パソコンで「何をするか」でしょう。ノートパソコンの処理能力が上がり、できることが広がったことが、ユーザーがデスクトップから移行した最大の要因でしょう。

タブレットの割合が一定程度あるのも同様で、ノートPCよりさらに省スペースで軽いですから、インターネットやメールを閲覧する程度のライトユーザーはノートPCからタブレットへ移行したのでしょう。ハードウェアの処理能力が上がればそれだけ、より省スペースのノートPCやタブレットへ移行していくのが基本的な流れのように見えます。

エクステリアCADの世界では、まだデスクトップPCが主流です。大量の構造物や植栽を扱うには、やはり処理能力が必要だからです。特にレンダリングには、高性能なグラフィックボードが必要になりますので、デスクトップPCの大きな筐体が必須になります。しかし、橘サーバーの誕生により、その状況が変わろうとしています。

橘サーバーを利用すると、重いレンダリング処理をサーバーが肩代わりしてくれます。その結果、作図するパソコン本体には、強力なグラフィックボードは不要になります。これで、デスクトップPCを選ぶ大きな理由の一つが消えることになります。

ノートPCを営業先に持ち込んで、デモンストレーションするなら、07CADは最適です。リアルタイムパースで打ち合わせをして、最終レンダリングは橘サーバーに送るだけです。ノートPCは閉じてもレンダリングはサーバーで処理、完了します。スタイリッシュな営業です。エクステリア業界にもノートPCの時代が到来しそうですね。

サーバーレンダリングについては新設の「橘特設サイト」をご覧ください