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宅急便が時間通りに来ない、という経験はありませんでしょうか。私も何度か経験がありますが、最近、そういう話をよく聞くようになりました。


国内最大手の宅配業者ヤマト運輸は、昨今の配送量の増加を受けて、配達時間指定の見直しをしました。一部の時間指定を廃止するなどして、配達業務のパンクを回避する措置を取ったのです。アマゾンや楽天、メルカリなどの広がりが、ついに宅配システムのキャパシティを超えたという事なのでしょう。

これまでは正確無比と思われていた時間内配送も、配送量が多すぎては立ち行かなくなったのです。さらにヤマト運輸は。昨年10月、配送料の値上げもしてバランスをとる方針を取りました。その結果、より安価な日本郵便に荷物が集まり、昨年末にはそちらがパンク状態になり、ゆうパックの料金も3月には値上げされます。

インターネットが普及し、スマホやパソコンの画面からすぐに商品を選び決済する仕組みができましたが、1〜2分で物が買えても、買ったものは時間と手間をかけて配送しなければなりません。取引量ばかりが手軽に増大する状況ですから、宅配業者がパンクするのは当然の帰結と云えます。

エクステリア・造園の業界でも、同じことが起こるかもしれません。インターネットプレゼンが普及して、施主の意思決定と決済がホームページの中でできるようになってくると、次第に施工現場の負担が重くなってくるでしょう。逆に言えば、それに備えることで、次世代に延びるビジネスを育てることができそうです。

次々と依頼が入ってくる状況を想定して、いかにスピーディに施工をこなしてゆくか。今年はここに、注目してみてはいかがでしょうか。