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世界中で数十万台のパソコンが、ランサムウェアという悪意のあるソフトウェアに感染して、使えなくなってしまったという事件がありました。 ランサムウェアはパソコン内のファイルを勝手に暗号化して開けなくしたうえで、直してほしければ金(Bitcoin)を送金するように脅迫する悪質なソフトです。


ランサムウェアに感染するルートは、基本的には二通りあります。一つは、メールの添付ファイル、もう一つは、ウェブページを開くことです。 Eメールの中に記入されているURLをクリックしてウェブページを開けば、それだけで感染するリスクがあります。

ランサムウェアに限らず、悪意のあるソフトウェアの侵入を防ぐには、Eメールの添付ファイルをむやみに開かないことはもちろんですが、メール内のリンクボタンなども簡単には押すべきではありません。この習慣を身につけるだけで、感染のリスクを大幅に減らすことができます。

今回のランサムウェアは、マイクロソフトの「MS17-010」という修正プログラムを適用していないパソコンに感染すると言われています。この修正プログラムは、Windowsアップデートを定期的に掛けている方は問題なくインストールされています。しかし、修正を怠っている場合や、サポートの終了した古いOSをお使いの場合はこの脆弱性を持ったままです。

「MS17-010」が適用されているか不安な方、また、古いOSをお使いの方は以下のリンクよりMicrosoftのパッチプログラムの適用をご確認ください。古いOSの方に対しても、パッチプログラムが特別に公開されています。
https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2017/05/15/wannacrypt-ms17-010-wsus/

WindowsXP、Vistaをお使いの方は、被害の出る前に新しいOSにアップデートすることをお勧め致します。弊社ソフトウェアとの関連につきましては、個別にご案内を差し上げますので、お問い合わせくださいませ。