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【一般】 CADユーザーインタビュー
沖縄県立北部農林高等学校【沖縄県】
林業緑地科科の先生と生徒の皆さん
造園プロへの一歩を踏み出す力
資格取得を積極的に取り組み、造園会社やゴルフ場でのインターンシップ実習で、
庭園管理・造園樹木管理方法を学習している。実社会に即した技術者の育成に努めている。
CADを使用している林業緑地科1年 宮平侑弥君の感想

最初、CADと聞いて難しいイメージをもっていましたが、意外と簡単で、少し説明を聞くだけで使えました。CAD操作に慣れると、数十分程度で一つの庭の形が作れます。とても楽しくプランニングできます。図形は、図面上に置くだけで立体的な3Dになりビックリしました。また、多くの種類の木や草花、飛び石や景石などがあり、和洋を問わず思い通りの庭や家がつくれます。これからの授業が楽しみです。


CADを授業で使っている先生方の感想

昨年「バージョン10」へ更新し、旧バージョンより操作性が向上したことで授業展開がスムーズになりました。樹木においても沖縄県特有の樹木データが搭載されていますので、現実味のある庭園設計ができます。石材の配置においても地面よりどの程度出した方が良いのかをCAD上でシュミレーションできることで、施工実習時にも役立っています。生徒達も楽しそうに授業に取り組む姿勢も見られるようになりうれしい限りです。


與那覇先生による授業風景
與那覇先生による授業風景
林業緑地科1年 宮平侑弥君 / / / / / /
林業緑地科1年 宮平侑弥君
宮平侑弥君作
宮平侑弥君作
自然と環境に触れ合う授業で「庭造り」を体験

沖縄県立北部農林高等学校は、沖縄本島北部名護市に昭和21年に創立され、今年で68周年を迎えた伝統ある農業高校で、海と山に囲まれた自然豊かな地域に所在している。校訓は自主、創造、勤勉を制定している。これまで、林業緑地科から、琉球大学をはじめ東京農業大学、南九州大学や測量専門学校など関連する大学、専門学校等への進学者を多く輩出し、卒業生が各分野において活躍している。現在の設置学科は熱帯農業科、園芸科学科、林業緑地科、生活科学科、食品科学科の5学科15学級及び定時制農業科があり、600名余りの生徒が在籍。また、学習成果として企業と連携し、新商品開発や在来豚の生産に取り組み、資格取得や部活動も活発で多くの成果を上げている。林業緑地科では、学科目標を『みどりの保護・育成と活用及び私たちをとりまく環境について基礎的な知識と技術を習得させ、循環型社会を形成するのに必要な能力と態度を育てる』と定めていて、環境の保護、森林の働きなど「自然環境」についての学習や、庭園の設計・施工を行い自分たちで実際に「庭造り」を学習している。また県内で唯一、シイタケやウスヒラタケ等の「キノコ栽培」を学習できる学科で、自然と環境を学び「緑」を活用する学科である。


CADが生徒に好奇心をあたえ、授業は見違えるように変化した

学校ではこれまで手書きによる造園設計を行ってきたが、オーセブンのCADソフト導入により、それまで造園設計は難しいといった生徒達の苦手意識の払拭へと繋がり、教育課程でも力となっている。「設計の時間が減少していく中、手書き設計の基礎、基本に時間が割かれ、なかなか庭園設計へと進むことのできなかった設計の授業が、透視図の作成が容易となり、樹木・石材の配置の仕方に時間が取れるようになりました。授業展開がスムーズとなり助かっています。」と林業緑地科の與那覇先生は話す。現在の授業では、完成予定図を確認しながら施工実習が行えるため、生徒自身も次の工程を予想しながら実習に取り組む姿勢が見えるようになってきた。今年、最新CADソフトの「バージョン10 ケンブリッジ」に更新したことをきっかけに、生徒が初めてオーセブンのデザインコンテストに参加をした。2ヶ月余りの授業期間にも関わらず、見事に入賞を果たし自信につながった。今後の授業展開では、施工実習においても、生徒個々が設計したCAD図面を基にプレゼンテーションし、個々の設計図面を生徒全員で共有できると、先生は期待を寄せている。


ディスプレイ部門受賞式
ディスプレイ部門「国土交通大臣賞」受賞作品

沖縄国際洋蘭博で、ディスプレイ部門「国土交通大臣賞」を受賞した時の作品及び表彰式。生徒達が自信を持ち生き生きと学習している姿が見られる。ディスプレイの作品(写真左)は、CADソフトでイメージ作りを行い、それを基に作品を仕上げた。
沖縄県立北部農林高等学校
〒905-0006  沖縄県名護市宇茂佐13番地
TEL:0980-52-2634 FAX:0980-54-1664