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【デザイン】 設計室便り
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海外エクステリアのお便り【2006イタリア編2】
CAD設計室からのお便り2006ラストとなります。今年も一年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願い申し上げます。
「永遠の都 ローマの街並み」のスナップ第二弾をご紹介。



◆ ポンペイ遺跡編 ◆
ナポリ近郊の遺跡に立ち寄りました。西暦79年のベスピオ火山の大噴火により、町は一瞬にして火山灰に埋もれてしまいました。約1700年の時が経過し、本格的な発掘により、古代都市の様子が出現しました。
長く続くメインストリートは、白い敷石を使用する事によって、月の光を反射し、夜でも明るいのだとか。照明の無い時代にはこのような工夫がされていました。
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ポンペイは、海外との貿易の窓口になっていて、大変栄えていたそうです。それ故に、現代人が考える以上の栄えた町であったという事です。〔拡大図〕




比較的裕福な商人の家だそうです。中庭があり、中央には雨水を貯水する池のようなものがありました。〔拡大図〕





当地は、モザイク工芸が盛んだったそうです。貴族の家と思われる所には、さまざまなデザインのモザイク画が見受けられました。
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海外からの観光客が多く、こうした憩いの場もあります。きちんと無駄なく手入れされた庭もみうけられました。丸く刈り込まれた潅木類を見ていると、やはり日本人の無駄を好しとする考え方とはまったく違うと感じました。〔拡大図〕




◆ カプリ島 ◆
ナポリからフェリーで30kmの孤島です。
かつての貴族の別荘地として利用されていた島です。

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山から見える街並みは絶景でした。避暑地でもあり、今は世界各地の人がカプリ島に別荘を持っています。
別荘である事から、その門構えも様々です。

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◆ ヴィラ・サン・ミケーレ邸 ◆
ヴィラとは、別荘の事。ナポリで活躍したスゥェーデン医師のアクセル・ムンテが購入し、手入れされた庭園とムンテのコレクションが展示されています。
今はスウェーデンの財団によって管理されています。

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邸内に入ると、広々と庭が広がっています。左右が植栽に囲まれた真っ直ぐな園路を抜けると、美しい曲線を描く園路が見えてきました。庭園の中では、さまざまな植物を見る事ができました。

建物から庭園に抜ける通路です。丁度屋根から垂れているツタが歴史を物語ります。単なる通路ですが、シンプルな感じで好感が持てます。〔拡大図〕









庭はスウェーデン人の庭師さんが常に手入れされており、ゴミ一つない状態でした。庭を作る側はもちろん、見る側の意識もしっかりしています。〔拡大図〕




バージョン7Artでレタッチしたような植栽配置です。長年掛けて大事に手入れされている事がうかがえます。〔拡大図〕





上まで上りませんでしたが、左右を石壁で囲まれた石の階段は、和庭園のイメージに近い印象を持ちました。上には何があるのでしょうか?〔拡大図〕t-tan