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【デザイン】 設計室便り
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季節の変わり目が植え替え時期【コンテナガーデン】のお便り
エクステリア造園ガーデニング図面CAD設計室からのお便りです。




こんにちは。最近雨が多くて、暑いながらも時々「おや?」っと思うような涼しい日があったりしますね。こうやって秋がくるのかな、と思う昨今です。

園芸店でも9月になると、早々に秋から春迄楽しめる苗が並び始めます。寄せ植えの季節です。
お庭でも、予め足を運ぶ部分に枕木やお宅の外壁などとコーディネートした敷材などをデザインして、たくさんコンテナを置くと、小さなスペースでも華やぎます。コンテナの高低差をつけるのがコツです。
テラスに枕木を敷きました。〔拡大図〕

コンテナに植えるものを、色や形などを合わせて計画しながら、園芸店を覗くのは本当にわくわくします。元から寄せ植えされているものも様々売られていますが、参考にする程度で、オリジナルの寄せ植えを作るのがガーデナーの醍醐味といったところ。
テラスを白い建物に合わせて白い石の乱張りにしてみました。〔拡大図〕

まず、鉢選びにはこだわって、テラコッタが一番お勧めです。時間を経てからの違いも歴然です。
プラスチックなどでテラコッタを模したものが安値でたくさん売られていますが、並べて遠くからみても雰囲気の良さが全く違うので(経験済みです)!
素敵なおうちを演出したいなら、ここは絶対テラコッタです。今テラコッタの鉢は本当に様々な物が売られていて、かなり迷いますが、本場の南仏やイタリアのものがやっぱりいいなと思います。オリーブや果物のレリーフのあるものがかわいいですが、結構高価です。ここぞという植物を植える時、奮発したいです。個人的にラムズイヤーのような白銀色がかった薄いグリーンやハーブをメインに、黒に近い紫色の葉のダリアや、濃い紫のチューリップ、やはり黒っぽい色のビオラ・ブラックジャック、最近見つけてお気に入りの葉も実も黒い唐辛子の一種(?)はとてもキュート!なので、こんな組み合わせで寄せ植えする時、是非、レリーフのテラコッタの鉢を使いたいです。みなさんならどんな植物を植えるでしょうか?〔拡大図〕





今回のプランにはかごを鉢代わりにしたものなども使ってみました。竹垣のテクスチャーを貼ればかごらしくなります。実際かごに植物を植えるなら多肉植物が向いているでしょう。真夏でも簡単に育てられて、種類もたくさんですが、真冬は凍みてしまうので屋根のあるところに避難させなければなりません。他にも木の鉢など、テラコッタと比べると耐久性はありませんが、自然の素材がナチュラルなエクステリアなどには映えると思います。かごは室内で使っていていらなくなったものでも良いですね。このプランはモダン風なのですが、植える花の色を統一してナチュラルながらもシンプルな感じにしてみました。〔拡大図〕

チューリップなどの球根植物を寄せ植えする際は植えた場所を忘れずに、生えて来た時の事も想定して寄せ植えしましょう。パンジーやビオラの苗は植え付けした時は小さくても、春になると(2月くらい)爆発的に大きくなりますので、それを予想して少し寂しいくらいの間隔で寄せ植えするのがおすすめです。これからパンジーとビオラがたくさん店頭にならびますが、一番最後の時期に出る、シャロン・ジャイアント、という花びらにフリルのついた大輪のパンジーがとてもきれいなのでたくさんの方々にみてもらいたいです。〔拡大図〕tama