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【デザイン】 設計室便り
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エクステリアフェア in 九州会場からのお便り
エクステリアフェア in 九州会場 福岡国際センター
4月のエクステリアエキシビション(東京)から始まった、全国のエクステリア&ガーデン総合展示会も、6/12・13の関西エクステリアフェアを以て、終了いたしました。既にエクステリアエキシビションの紹介記事を3本に分けてお届けしておりますが、本記事では、この他の地区で開催された、総合展示会の模様を、4回シリーズに分けてお伝えしたいと思います。

まずは、九州は博多、福岡国際センターで行われた、「エクステリアフェア in 九州」の会場レポートから。開催日時は、5/9〜11の3日間。このうちレポーターである私は、5/9と10の二日間に参加いたしました。


植木市
会場外側では、植木市を開催中。この日は日射しも強く、新緑の緑がとてもまぶしく感じられました。個人的なお話をして申し訳ありませんが、実はこの日が九州初上陸。記念すべき日となりました。南国の日射しを実感して、一人心が躍ります。入場は有料で、先着300名に花やハーブの苗プレゼントなどの企画もあったようです。
2Fから見た、会場内の様子。エントランスから会場中央までモデルガーデンが続き、周りを各メーカーのブースが囲うかたち。2Fには、物販コーナーもあります。なかなかバラエティに富んでいて、盛り沢山の内容。
エクステリアフェア九州会場全景
福岡エクステリア建設業協会による、モデルガーデンコーナー。アーチを飾るのはYKKAPのカスタマイズパーツ。石材に緑と水景を上手く組み合わせています。
福岡エクステリア建設業協会による、モデルガーデンコーナー。アーチを飾るのはYKKAPのカスタマイズパーツ。石材に緑と水景を上手く組み合わせています。
奥の方は蹲踞が据えてあって、坪庭のテイスト。背景のスクリーンはタカショーのエバースクリーン。格子がぴったりマッチします。
こちらは一転して、モダンなよそおい。アールのデッキベンチに、テーブルとスツールを組合せ。パーゴラはタカショーのJポーチ。
そして、3つめのモデルガーデンのテーマは、「理想の庭」。外から見ると、塗り仕上げにモザイクタイルをあしらったナチュラルモダンテイストのウォールですが…
中はパステルブルーの壁に囲まれ、芝生と雑木とで構成された癒やしの空間が広がります。まるで心の深淵を覗くがごとき奥行き感がありますけども、よくよく見ますと、ミラーが設置されているんですね。
モデルガーデン その6
続けて、会場のコーナーにあったモデルガーデンもご紹介しましょう。こちらのテーマは、「家族とともに安らぐ空間」。ゆったりと椅子に座り、子供達と過ごす休日の午後のひとときが目に浮かんできそうです。
モデルガーデン その7
こちらの腰壁は、よくよく見るとモルタル造り。グランド工房オリジナルのアートウォール工法です。いわゆる造形モルタルですね。塗り壁のエイジング表現、鎧戸の蝶番まで、しっかり造作されてとてもリアル。
モデルガーデン その8
立水栓の蛇口とハンドルも、しっかりエイジング表現。この辺りのこだわりが素晴らしい。

それでは、そろそろ各メーカー、商社のブースへ回ってみましょう。

エクステリア建材総合商社のオリジナルブランド エクシスランドのブース。主に石材と、エクシスランドブランドの樹脂製板材Eウッドスタイルの展示。
エクステリア建材総合商社のオリジナルブランド エクシスランドのブース。主に石材と、エクシスランドブランドの樹脂製板材Eウッドスタイルの展示。
Eウッドスタイルのフェンスと竿掛け。物干ししないときはオシャレに、ということでロートアイアン調の竿掛けパーツがEスレンダーポールに取り付け可能。
ウォーターアイテムでもこれは大型。雨水タンクのアクアタワー。庭木への散水に。スリムな形状なので、あまり場所をとらずに済みそうです。
エクシスランド取り扱いの各種石材サンプル。ニュースタックは天然石の外壁仕上材。ボーダータイプや割り肌、モザイクタイル形状まで。
ガーデンアイテムとして最近人気の家庭用ミニ窯。左はステンレスカバーのあるパパオルノ、右はモザイクタイル仕上げのプチドーム。中央は同じ仕上げのガーデンシンク。
熊本に拠点を置くブロックメーカー 蛇の目ブロックブース。自社製造のオリジナル化粧ブロックや、輸入舗装材などを展示。
熊本に拠点を置くブロックメーカー 蛇の目ブロックブース。自社製造のオリジナル化粧ブロックや、輸入舗装材などを展示。
テーブルとして利用しているのは、スカシブロックのホロー 角窓Wタイプ。角柱はブラッドストーン マドック。ペイビングはオールドタウン。
ペイビング材のリーフ。その名の通り葉っぱを敷き詰めたような模様。アクセント的にも使えますね。
こちらはエコ・バイオロックという水質浄化作用のあるブロック。水槽用の小型の浄化材としての利用の他、公園の池での使用実績もあるようです。これは非常に面白い。
最後になりましたが、リブの入った化粧ブロック シルエット。リブ形状の面に特徴があり、独特の陰影がでます。写真の様にライトアップすると顕著に。
ブロックメーカー シンセイ福岡のブースには、会場内でひときわ目立つ立派なガゼボが。
ブロックメーカー シンセイ福岡のブースには、会場内でひときわ目立つ立派なガゼボが。
機能門柱 パリーナフィーラと、アフィニティサイン。 / / / /
ガゼボの床まわりは、ネオストーンサークルタイプにて。蹴上面は天然石のカルチャーストーン仕上。ステップの上にあるのは、各種笠石、乱形の天然石などです。
暖色系のグラデーションでまとめられた化粧ブロックは、プロヴァンス1L。ハイブリッドコーディングされているので、非常に耐久性に優れています。色むらの加減も絶妙です。
テーブルとして使っているのは、各種石材を納めたガビオン。手前の大判な石材はイタリア産です。
少し離れたところにあったのが、福岡の森ブロック工業ブース。自社オリジナル製品を中心にシンプルにまとめられています。
少し離れたところにあったのが、福岡の森ブロック工業ブース。自社オリジナル製品を中心にシンプルにまとめられています。
左の壁際には、独特の曲面を持ったウェーブストーン。パターンの組合せによって、様々な表情を持たせることが出来ます。フロアはジーストーン。通常のインターロッキングサイズですが、中央のスリットによって、ピンコロテイストに。
中央には、スマートリブという化粧ブロックの新シリーズ。細目のリブがシャープな印象をもたらします。その下には、型枠ブロック ベース筋ブロックが設置されています。
スマートリブの特長として、天端と下端、連続するブロックのかみ合わせ用に、凹凸があること。これにより設置の際スムーズな位置合わせが可能となります。施工性はバッチリ。
ガーデン立水栓用のシャワープレイス、ガーデンパンもありました。ワンちゃんの足跡がキュート。
株式会社 共立 Teriorブランドのブースは、ちょっとしたショールームの様。棚を効果的に使ってあります。 / /
株式会社 共立 Teriorブランドのブースは、ちょっとしたショールームの様。棚を効果的に使ってあります。 / /
溶岩石ボルケーノを中心とした平板敷き。ノンスリップのため溝切り加工したものも。
テーブルには、御影石やボルケーノを加工した水鉢・水盤など。透水性多孔質コンクリート材ポーラスの素材紹介ほか、ピンコロも置いてありました。
こちらは、佐賀県窯業技術センターブース。佐賀県の有名な焼き物、有田焼を技術支援する団体です。
ご覧のような有田焼を使ったブロック笠木やタイルなどをうまく組み合わせて展示。有田焼ならではの、白地にコバルトブルーの繊細な絵柄が活かされています。
表札メーカーのパイオニア、福彫は、全国的に展開してますが、実はこの福岡が本拠地。ということで、こちらもよく見ていきましょう。
表札メーカーのパイオニア、福彫は、全国的に展開してますが、実はこの福岡が本拠地。ということで、こちらもよく見ていきましょう。
今年の新商品の見所は、ガラス切り文字を使った各種ガラス表札。切り文字部分はヒュージングという技法で融着されてます。
実は私も以前ヒュージングガラス体験なるものをやったことあるんですが、あれって融け具合に予測不可能要素があったりして精度を高くするの難しそうでした。しかし、ここはさすが表札メーカー、きっちり精度のある文字表現となってます。写真は、硝子サインのスプラッシュガラス。彫り文字とちがい、丸みを帯びた本体とよく馴染んでます。
関西のエクステリア工事専門店 そとや工房も、オリジナルブランド ジューシーガーデンのアイテムを展示していました。
人気のボンポスは、リサイクルボンベを素材とした据え置き型ポスト。一品一品が手作りなので、手の表情などが異なっています。この子は蝶ネクタイを着けてオシャレさんですね。
オンリーワンクラブは、九州ではエクステリア建材総合商社エクシスの取り扱い。今回はエクシスランドブースに隣接して設けられていました。
オンリーワンクラブは、九州ではエクステリア建材総合商社エクシスの取り扱い。今回はエクシスランドブースに隣接して設けられていました。
展示してある中で、個人的に面白かったのがこちら。シャビーシックスタイルのアンティークウィンドウ。素材はレッドシダーで、塗装表現でアンティーク調にしてあります。金具もきちんと錆びた感じにエイジング表現。
愛媛が拠点の物置、ガレージメーカー 田窪工業所も出展。駐輪場 物置のMr.ストックマンなど。 / / /
こちら、お子さん連れのお母さんが注目してました。なんでしょね?子供さんが座ってますが。ベンチかな?
実は収納可能なベンチ…というか、座っても大丈夫な小型収納庫というべきですか。このサイズ、防災グッズや園芸品など、ガレージの片隅に置いておきたい小物の収納にちょうど良さそうです。
以上、九州を本拠地とするメーカー展示を中心にざっと見て参りました。この他にも、様々なコーナーがありました。こちらでは、日本エクステリア建設業協会による相談コーナー。ブロック塀安全診断の相談も受けていたそうです。九州は比較的地震が少ないとは言え、気になりますね。
以上、九州を本拠地とするメーカー展示を中心にざっと見て参りました。この他にも、様々なコーナーがありました。こちらでは、日本エクステリア建設業協会による相談コーナー。ブロック塀安全診断の相談も受けていたそうです。九州は比較的地震が少ないとは言え、気になりますね。
2Fに上がると、物販コーナーなどがありました。手前は地元のエクステリア工事店 グランド工房の園芸品売り場。オシャレな虫コナーズ用カバーや園芸用手袋、ブーツなど販売。その向こうはカーペットにインテリア小物売り場も。
ワークショップも2Fで開かれていました。ガラスポットへの寄植講座でした。テーマは日替わりで、苔玉などもあったとのこと。
そして九州の特産品にフードコート。博多のもつ焼き、から揚げ、長崎ちゃんぽんなど。もう後ろの垂れ幕の写真からしてめちゃ美味しそうです。これは堪りません。
また1Fでは、エクステリア施工写真コンクールの応募作品も展示してありました。見たところ上位入賞作だけではく、おそらく応募作品全て展示していたんじゃないでしょうか。一般のお客様からすると、数が多いほど自宅の状況に近いケースなども見つけやすく、参考になったと思います。
オーセブン エクステリアフェア九州出展の様子
なお、私ども、エクステリアCADのオーセブンも出展しておりました。(「エクステリアフェア2014 in 九州 出展のご報告」) 一般のお客様が多いなか、沢山の工事店の方にお越しいただき、大変有り難かったです。

さて、全国のエクステリア総合展示会レポート、九州編の次は、中部地区 名古屋の「エクステリア&ガーデンフェア名古屋」へ。お楽しみに。